看護師国家試験の合格率は非常に高い

看護師資格の国家試験はある意味では、自動車運転免許程度に簡単です。合格率は85%~90%代と高くとどまっています。
違う点は、自動車運転免許は、自動車学校にいかなくても受験資格がありますが、看護師試験は指定された看護師学校や大学での専門教科を修了していなければ、受験資格がありません。
言い換えれば、自動車運転免許は、自動車学校に通っていれば簡単に合格できますが、学校に一切通わず、仮免許から自力で取るとなるとかなり難しいものです。自動車学校内でも、相当苦労して卒業される方もおられます。
看護師には、学校に通わないという選択肢は無いため、嫌でも専門の勉強をすることになります。また、看護師学校や、看護系大学に入るにも、高校卒業相当の資格が必要です。
看護系学校では、受験対策に特化したカリキュラムが組まれていますので、当然合格率は高くなります。合格率は、学校の売りとなるため、出来る限りの受験対策は練ってきます。
看護師学校は、看護師専門の養成所と思えば納得ですが、大学の看護系学科は、他の学科と同じような自由なキャンパスライフは期待しないほうが良いでしょう。

受験時期は、毎年2月下旬、合否発表は3月下旬となっており、北海道から沖縄まで、7つの都市で同時に開催されます。
最新の合否判定についてですが、必修科目の試験について80点以上が絶対評価となり、これをクリアしなければ以降の試験が満点でも不合格です。現在では、必修科目の試験時間が、午前の最初と午後の最初に別れてしまっているので、午前の必修問題を自己採点して、30点未満であれば、その時点で試験を打ち切って退出しても問題はありません。